【終了しました】伝統工芸の技と技術を生かし、次世代につなぐものづくりへ

開講日 2019年02月02日 19:00~21:00(18:30受付)
場所 生涯学習センター知遊館(京都府与謝郡与謝野町岩滝2271)
受講料 無料
定員 制限なし
参加対象 どなたでも
申込締切日 2019年02月01日
講師

中川 周士 氏

中川 周士 氏
京都の伝統工芸後継者によるクリエイティブユニット「GO ON」メンバー。
イタリア・フランスなど欧州・国内でも高い評価と人気のある木工芸職人。

1968年  京都市に生まれる。
1992年  京都精華大学美術部立体造形卒業。
1992年  中川木工芸二代目 中川清司(重要無形文化財保持者)に師事。
     木工職人として桶、指物、ろくろなどの技術を学ぶ。
2003年  滋賀県志賀町(現大津市)に中川木工芸 比良工房をひらき、現在に至る。
2010年  「ドン・ペリニヨン」公認の尾州檜シャンパンクーラーを開発。

講座内容

今回の講座では
「伝統工芸」と言われてきたものを受け継ぐ若い後継者が、自分たちの技・素材を 国内外の企業・クリエーターに提供し、今までにない新しいものを生み出していく、プロジェクトユニットであるGO ON のメンバーである中川氏に登壇いただきます。

例えば、西陣織の輝きが、パリのランウェイでスーツになる。
千年にわたる桶づくりの技が、スツールに美しい木目をつくる。
世界に京都の伝統工芸の価値を伝える・・・
その為に伝統工芸を「技」と「素材」にまで解体し
様々な企業やクリエイターに提供する。
先人への敬意を払いながらもその価値の根本を見極め、素材となって他のクリエートに気高く飛び込んでいく。
まったく新しいものづくりのかたちを目指している
伝統工芸を扱う6社が集まるユニット。それが、GO ON(ゴオン)です。

講座では伝統工芸を「つなぐ」ものづくりについて、講師の想いや経験のお話しから深く学びます。

<中川木工芸について>
京都の老舗割烹料理店や旅館などに長年愛され続けている桶屋「中川木工芸」。
上質の和木を用いて、熟練した職人の手仕事により一点一点作られるお櫃や酒器は洋白のたがを施す事によりモダンな表情を醸し出し現代の食卓にも違和感無く溶け込む品々です。

中川木工芸は、京都の老舗桶屋「たる源」で修行を積んだ初代祖父亀一氏が京都白川工房を構えたのが始まりで、現在は父である二代目清司氏(重要無形文化財保持者)が白川の工房を受け継いでいます。

中川木工芸は木桶を作る工房です。
木桶の歴史は鎌倉時代にさかのぼります、大陸より伝来した木桶は室町時代には全国へ拡がり、江戸時代には生産技術の向上により爆発的に普及し、昭和40年ぐらいまでは必需品としてどの家庭にもいくつもの木桶が使われていていました。
それがプラスチックなどの工業製品の出現により急速に姿を消してしまい、一家で20個も30個も使われていたものが現在では、ほとんど生活の場から消え去っています。
数百年にわたり日本人の生活を支えてきた木桶ですが、大きな時代変化の中でたそがれの時代を急速に迎えています。

古いものが新しいものにとって代わるということは歴史の中で繰り返し起こったことなので仕方がないのかもしれませんが、中川木工芸では、ただただ時代の流れで消し去ってしまうには惜しい技術や精神、哲学を木桶の文化は持っていると考えています。

今回の講師である、三代目周士氏は二代目より木工職人として桶、指物、刳物、轆轤などの 技術を学び父の工房より独立、滋賀県大津市に「中川木工芸 比良工房」を設立。

比良工房では厳選された上質の和木(国産天然木)を用いて伝統技術により美しい白木の器を製作しています。
「古いものを守りながら、新しいことにも挑戦していく。木の美しさ、やさしさ、強さ。木をよく知ってもらうために、量産はできなくとも、ていねいにひとつずつ作っています。」と語る三代目。
受け継いだものを守りながら、現代アーティストのコラボ等にも挑戦しています。

 

 

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